2hp社のピクニックバスケットスタイルの超コンパクトなユーロラックシステム「Lunchbox」シリーズが、11月13日からいよいよ出荷が開始されます。もともと今年の春くらいのリリース予定でしたが、やはり新型コロナの影響でしょうか、若干遅れて秋の遠足にはギリギリ間に合ったかな?という感じです。
現在、同社のオンラインショップでプリオーダー受付中!
2hp社はカリフォルニア州サン・クレメンテという街に居を構える、ユーロラックモジュールのメーカーです。社名のとおり、ユーロラックの最小規格である2HPサイズ(幅2/5インチ=約10.16mm)のモジュールにこだわりつづけています。
さて「Lunchbox」ですが、ラインナップは「SYNTH VOICE」「DRUM MACHINE」「EFEECT RACK」「PICNIK BASKET」の4種類。全モデル電源つきです。
「SYNTH VOICE」はベーシックな
・VCO(CEM3340)
・VCF(LP/HP/BPのマルチモードフィルター)
・VCA
・ADSR
の構成で、$499。
「DRUM MACHINE」は808スタイルの
・Kick
・Snare
・Hat
・Mix(4chミキサー)
の構成で、$549。
「EFEFECT RACK」はDSPエフェクトの
・リバーブ
・ディレイ
・グラニュラー
・フリーズ(lo-fiサウンド)
の構成で、$599。
で、フラッグシップモデルの「PICNIK BASKET」は、このサイズに
・フィジカルモデリングシンセ
・1VCOのシンセボイス
・Kick
・16ステップシーケンサー
・クロックジェネレーターつきのモジュレーションソース
・リバーブ
を詰め込んだ、けっこう強力なシステム構成になってます。これ一台でミニマルなテクノなんかは完結できそうですね。
なお「PICNIK BASKET」以外は4モジュール構成なので、好みのモジュールも追加できます。
同社の2HPモジュールのシリーズを追加していってもよいし、他社のモジュールを組み合わせるのもありです。Erica Synths社のこちらもコンパクトなPicoシリーズ(3HPサイズ)なんかを加えても面白いかもしれません。
個人的には「DRUM MACHINE」に「Pico Voice」をプラスして、あとは16ステップシーケンサーとトリガーシーケンサーがあれば、極小のアシッドマシーンができるなぁとか想像して楽しんでます。
なお、同社のオンラインショップでは上記のセットのみのラインナップですが、ケース自体も単独で発売されます(他のショップでも予約受付中)。まさにお弁当箱感覚で、好みでモジュールを詰め込んでいくのありですね!