あの、レジェンド・シンセサイザー「Prophet-5」が復活します!
しかもそれが本家Sequential社からというサプライズです。
Behringer社が「PRO-800」をアナウンスしたりPikoPiko Factoryさんが「Prophet-mini」を開発中だったりと「Prophet」の名がネットを大いに騒がせている昨今ですが、ここに来てまさかの真打登場となりました。
デイブ・スミス氏の動画が、さっそくYoutubeにアップされています。
「Prophet-5」についてはもうなんの説明もいりませんので、今回の復刻版のスペックについて。
というかこれ、復刻版じゃなくて「Rev 4」ですね!
動画を見てもわかりますが、フィルターに「Rev」スイッチがあります。「3」はもちろんRev 3のカーティスフィルターです。そして「1/2」ではなんと、Rev 1〜2で搭載されていたSSMフィルターに切り替わるようです。
ついでに「VINTAGE」なんてパラメーターもあります。こちらは「4〜1」で変化するノブで、タイトで安定しているRev.「4」から始まり、いい感じにヴィンテージなRev.「1」まで、よれ具合をプレイヤーが微調整できるようです。
なお、新たに追加されたフィルターは新開発の「SSI 2140」チップとのこと。オリジナル「SSM 2040」フィルターチップを設計し直したリイシュー版のようです。で、その設計を担当したのがE-mu社の創業者であり現Rossum Electro-Music社で魅力的なユーロラックモジュラーを開発しているこちらもレジェンド、デイブ・ロッサム氏になります。そういえば「Prophet-5」のキースキャンシステムまわりも、たしかE-mu社製だったような。
さらにすごいのが、ヴェロシティ/アフタータッチにも対応したこと。同シリーズのアナログでは最後発の「Prophet-T8」で採用されたものですが、これで「Prophet-5」でも、モジュレーションアマウントやフィルターカットオフが指先でコントロール可能になります。
ちなみに「Rev.4」で使用されている鍵盤はFatar社のセミウェイトになります。
で、気になるお値段ですが、USで$3,499。さらに10音ポリとなる「Prophet-10」(!)が「$4,299」とのこと。
あと、動画の最後に「…yes, even the drums」と出てきますが、これは例の「Tempest」の後継機でしょうか? この秋はSequential社の動向に目が離せません!
※追記:予約はじまりました!