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Behringer社からビッグウェーブ到来!

Image: via Behringer (Facebook)

あいかわらずFacebookでのセルフリークに余念のないBehringer社ですが、なんかすごいウェーブが来ちゃいました。その名も「BBG wave」!

同社が開発中のクローンシンセサイザーのプロトタイプのようです。以前チラ見せしていたメインボードは、これだったみたい。で、見た目もそのまま、PPG社のウェーブテーブルシンセサイザー「PPG wave」のクローンのようです。

PPG wave 2.2 Wavetable Synthesizer 1982 – sound demo

ハードウェア的には4オクターブ鍵盤で奥行きも切り詰められて、なんとなく「Miniwave」って雰囲気ですが……名称の「BBG wave」は「Behringer BiG wave」のような気もします。

なお、PPG社は、ウェーブテーブル音源方式の始祖たる存在であるウォルフガング・パーム氏が設立したドイツのシンセサイザーメーカーです。

とにかくウェーブテーブルにこだわった会社で、同社が開発した「360 Wavecomputer」は、なんとフィルターなしの純粋なウェーブテーブルシンセだったりします。

Wave Computer (PPG 360 demo)

続く「wave 2.0」「2.2」「2.3」ではアナログのSSMフィルターも搭載しつつ、その特徴的なサウンドは80年代トップアーティストたちのさまざまなアルバムで耳にすることになります。

で、会社はというと……。

「Realizer」という究極のシンセ(アナログモデリング、FM、シーケンサー、ハードディスクレコーダーを統合した夢のハードウェア、というか現代風にいえばワークステーションですね)を開発中に、資金がショートしてしまいました。

YouTubeにムービーがあります。
向かって左側に写ってるのがそれ。ドヤ顔でデモしているのがパーム氏ですね。

PPG System Demo 1987

惜しむらくも倒産したPPG社ですが、そのコンセプトとウェーブテーブルの資産は同じドイツのWaldorf社に引き継がれることになります。
ちなみにWaldorf社については、こちらでも軽く触れています。

で、ウォルフガング・パーム氏はというと…

いまだ現役のエンジニアとして、(ソフトウェアにはなりましたが)こだわりのウェーブテーブルシンセサイザーをつくりつづけてます。

さすがです。

デイブ・スミス氏とかロジャー・リン氏とかデイブ・ロッサム氏とか80年代にシンセサイザー界をリードしていたエンジニアの方たちって、みなさんいまだに現役です。バイタリティありますよね。

※追記:
なんとパーム氏、現在はMusic traibe社(Behringer社の親会社)とパートナーシップを結び、「BBG wave」の開発に携わっているようです。これは期待できそう!

で、「BBG wave」です。

写真のフロントパネルを見る限りシーケンサーつき8マルチティンバーっぽいので、たぶん「2.3」のクローン(12bit機)ではないかと思われます。で、D/Aを8bitにする「2.2」モードとかも載せてくるんじゃないでしょうか。

リリースはまだ先になりそうですが、期待して続報を待ちましょう。

ちなみにBehringer社によると、現在開発中の試作品は8機種あるとのこと。「BBG wave」もそのひとつです。いったい次には、なにが出てくるのでしょうか?