感謝祭が終われば、いよいよブラックフライデー!
ソフトシンセ界隈はすこし前からお祭り状態ですが、Cherry Audio社もセールを開始です。同社の看板モジュラーソフトシンセ「Voltage Modular Core + Electro Drums」も、なんとほぼ半額の$50になってます。そもそも「Electro Drums」が$50なので、もう本体がおまけみたいなもんですね。
ついでに新製品「Surrealistic MG-1 Plus」がホリデーギフトとして、フリーダウンロードで提供されています(いちおう定価は$25)。
オフィシャルのレトロ感満載の紹介ムービー ”*TRS-80には対応していません”でw
「Surrealistic MG-1 Plus」は、アメリカの家電量販店ラジオシャックがかつて販売していた「Concertmate MG-1」のエミュレーションです。これ、製造はmoog社になります。回路的には同社のショルダーシンセ「Liberation」と同等のようで、正真正銘のmoogシンセサイザー 。で、設計流用とピッチおよびモジュレーションのホイールの省略、さらには量産効果も手伝って、当時のお値段で$500という超激安価格で売られていたようです。
オリジナル機を弾いてるムービーも、YouTubeにいくつかアップされています。
さっそく「Surrealistic MG-1 Plus」をインストールしてみました。基本はモノフォニックシンセサイザーになります。スタンドアローンに加えて、各種プラグインとしても機能します。
オシレーターは「TONE SOURE ONE」と「TONE SOURE TWO」のふたつ。
で、ちょっと面白いのが「POLY」セクション(緑の枠に囲われた部分)。名前の通りポリフォニックで鳴らせるオシレーターです。つまり、和音が弾けます。それをVCFに通して、パラフォニックシンセとしても使えるわけです。なお「Surrealistic MG-1 Plus」の「POLY」には、オリジナルにはない波形選択と、上下1オクターブのレンジ切り替えが追加されてます。
そして、これらオシレーターサウンドとノイズ、リングモジュレーター(パネル表記は「BELL TONE」)の合計5つのソースを、ミキサーセクションでミックスして音づくりする仕様になってます。
moogらしいレゾナンスの効いたラダーフィルターサウンドも気持ちよく、なかなか楽しいシンセです。
なお、ダウンロードして使用するには「Cherry Audio Store」のアカウントが必要になります。せっかくなので、これを機に取得してみてはいかがでしょうか。
また、「DCO-16」「CA2600」および「Voltage Modular Core + Electro Drums」(と「Surrealistic MG-1 Plus」)がセットになったお得な全部入り「Cherry Audio Synth Stack」も格安の$89なので、こちらに手を出しちゃうのもアリですね!
セールは11月30日までです。