英国Novation社から「Bass Station II」のリミテッドバージョン「AFX Station」の登場です。名前からもわかるようにエイフェックス・ツインことリチャード・D・ジェームスとのコラボモデルとなります。
中身は「Bass Station II」ですが、精悍なブラックフェイスになり、エイフェックス・ツインのロゴも入ってます。筐体デザインはかなりカッコよくなりました。ついでにプリセットも、ノイズ、エレクトロ、アンビエントなどの複数のミュージシャンから提供されたものに一新されています。
それから、もっとも大きくフィーチャーされているのが「AFX Mode」ですね。Novation社とエイフェックス・ツインのコラボにより、共同開発された機能になります(既存の「Bass Station II」ユーザーにも「4.14」ファームウェアとして、すでに提供されています)。
「AFX Mode」は「Bass Station II」の全25鍵のキーすべてに異なる音色をセッティングできるモードです。
それぞれのキーにアナログパーカッションやベース音などを並べ、アルペジエイターやシーケンサーを使って制御することで、モノフォニックな「Bass Station II」一台でエレクトロなトラックが完パケできます。
これは解説動画を見てもらうのが早いですね。
「AFX Station」は完全な新モデルではなく、ベースとなっているのは「Bass Station II」そのものです。もちろんスペックも「Bass Station II」に準拠します。Novation社自身も「コレクターズアイテム」と言ってるくらい(化粧箱も特別デザインです)なので、 すでに所有しているユーザーは買い替えるほどのことはないでしょう。
ただ、「AFX Mode」と新たなプリセットの組み合わせはたいへんに魅力的なので、まだ持っていない方には購入を検討する価値は充分にあるかと思います。
しかし発売されてからすでに7年が経ちますが、面白い進化を続けているハードウェアですね。
ここまできたら簡単にドリルンっぽくなる機能とかも欲しいかなぁ。